Restore工程2

工程の図

 最初、ディスクサンダーにサンドペーパー(#240)を付け、白サビ落としにチャレンジしたところ、回転数が速すぎ、必要以上にアルミ表面が削れてしまうという壁につきあたりました。サンドペーパーの番手を#400に上げてはみたもののちょっと気を抜くと削り過ぎてしまいます。(ホームセンターの特売で1980円という安い金額で購入したものの、回転数可変式のサンダーを買えばよかったと反省。)
そこで、手持ちの精密加工用ルーターをひっぱり出してきてチャレンジ。細部の加工には重宝するものの、広い面を処理するには時間がかかるは、均一に削りにくいはで四苦八苦。結局、結局最後は、サンドペーパーで気長に削り、コンパウンドで仕上げることで完了。
その後、白サビ防止の目的で、表面にはウレタンのクリアー塗装をしました。


 ディスクサンダーにワイヤーブラシを取り付け、塗料とサビを剥離。その後、#400のサンドペーパーで研磨処理し、シンナーで汚れを取った後、サビが出ないうちにジンクリッチのグレーでスプレー塗装、2回塗り。
地肌の荒れが塗装面に出ていたので、サンドペーパーで水砥ぎ(研磨)をしきれいな下地を作ります。
その一週間後、再度ジンクリッチのグレーでスプレー塗装(2回塗り)をします。
さらにその一週間後、今度はジンクリッチのシルバーでスプレー塗装(2回塗り)をして、完成です。
塗膜は200ミクロン程度とかなりの厚塗りとなっています。耐食性に自信あり!!


 ハンドルとスタンドの塗装です。サビと塗料を落した後、ローバルのグレーで下塗りしました。塗装一週間後、サンドペーパーで表面を磨くと・・・、金属表面のような状態になります。(下側の画像)


 サビの出たステムナットとワッシャーを「めっきごっこ」でニッケルメッキしてみました。新品(左下)では、電解亜鉛メッキがされていますが、経年変化でメッキがとれ、錆びていました。サンドペーパーとサビ取り剤でサビを落とし、メッキしました。表面に亜鉛が残っていたためか、いぶし銀のように黒っぽくなってしまいました。(中央と右下)


 スポークに発生したサビは非常に取りにくく、苦労しました。サンドペーパーとサビ取り剤でのチャレンジです。
後輪のスポークを「めっきごっこ」でニッケルメッキしてみましたが、表面の亜鉛メッキの影響でなかなかうまく行きませんでした。案の定、数か月でサビが発生しました。(ToT)
(前輪はローバルのシルバーで塗装しましたが、サビ発生の兆しさせありません。)
すでに後のリムはネットオークションで新品を入手していますので、タイヤ交換の時に同時に交換する予定です。


 サビと塗料を落した後、ローバルのグレーで下塗りしました。その後、水砥ぎ(サンドペーパーで研磨)、プライマー吹き付け、水砥ぎ、ウレタン塗装を行いました。


 燃料タンク内をローバルのジンクリッチ塗料で塗装しました。(通常、絶対やってはならないことですが・・・。)燃料コックを取り外し、そこにラップを詰めガムテープで密閉します。タンク内部をサビ取り剤で洗浄し、ドライヤーなどで十分乾燥後、塗料を内部に流し込みます。内面に均一に塗料が付着するように逆さにしたり、斜めにしたりします。塗料は少なめに入れ足りなければ少量補充していくようにします。内部に塗料の溜りがなく均一に付いているようであれば、ドライヤーを突っ込み乾燥させます。その後十分な乾燥には1週間ぐらいかかります。
 乾燥後、お湯を入れて塗料中に残っている溶剤を気化されます。(内部の塗装面に気泡が付き徐々に大きくなってくるのがわかります。)
それを1日1回、3日間くらい繰り返します。
その後、お湯とクエン酸を少々入れて、2時間くらい放置し亜鉛を腐食させます。(少し白っぽくなります)内部を洗浄後、湿ったまま1~3週間程、キャップを開けたまま放置します。その後ドライヤーで乾燥させます。
塗料の亜鉛が劣化することで、シンナー、ガソリンで塗料が溶け出すことがなくなります。
時間をかけるほど成功率は高くなります。(せっかちな人は真似しないことが賢明です。)
※サビが落としきれてないまま、手抜きをしたため1ヵ月後部分的にサビが発生しました。(ToT)
でも以前よりかなりましのようです。以前はガソリンが茶色になっていましたから(笑)

Restore工程1 Top Page After Restore